アメリカのニューヨークに住む１９歳から３０歳までの男３人が、過激派組織ＩＳ＝イスラミックステートに参加しようとしたなどとしてＦＢＩ＝連邦捜査局に逮捕されました。

逮捕されたのはニューヨーク市内に住む、カザフスタン人の１９歳の男とウズベキスタン人の２４歳と３０歳の男の３人です。
ＦＢＩ＝連邦捜査局などが２５日会見して明らかにしたところによりますと、１９歳と２４歳の男はＩＳに参加するためシリアに渡航しようとしていたほか、３０歳の男は２人の渡航のための航空券の購入を手助けした疑いが持たれています。
シリアに渡航しようとしていた２人は、去年８月ごろからインターネットでＩＳを支持する書き込みをしたり、ＩＳと関わりがある人物に連絡を取って組織に加わる段取りを相談したりしていたということです。
さらに、２人は、ＩＳに参加できなかった場合、アメリカ国内でオバマ大統領の暗殺や警察官の殺害など、テロ行為の計画を話し合っていたということです。
２人のうち、１９歳の男は、トルコ行きの旅客機に搭乗する直前に逮捕されています。
ＩＳに参加するためシリアに渡航した外国人戦闘員は９０か国以上から２万人を超すとみられていて、アメリカでも警戒が強まっています